ボートレース会場【多摩川】【尼崎】
尼崎
【会場の特性】
屈指の静水面として知られるボートレース尼崎。水質は、淡水で硬めだが、技が利きやすく、スピーディーかつダイナミックなレースが数多く見られる。
季節を問わず、向かい風が吹くことが多いが、低気圧が近づいたり、雨天の際は、追い風に変化する。それでも1~5メートル程度の風では、レース展開にそう影響はない。ただし、6メートル以上の風になると、向かい風の際は、スロー勢の立ち上がりが鈍くなり、まくり が決まりやすく、追い風の際は、1マークで握ると強風にあおられ、舟が流れるため、差し(特に2コース)が有効になる。
近年、1コース1着率が、50%を超えるインの強い水面へ変貌。1マーク、2マークが一直線なのも要因のひとつだが、出力低減モーターへの変更や、プロペラ制度の変化により、機力差が縮まったことも拍車を掛けたイメージ。しかし、インが強いと言っても、ある程度のパワーや技量が伴っていないと、簡単に逃げ切ることはできない。対岸の広い1マークは、センター、アウト勢も思い切ったターンができるため、しばしば全速まくり、全速差しも決まる。データ面では、イン優位に違いないが、バラエティーに富んだ決まり手が生まれるプールでもある。水面コンディション、番組…、ハードとソフト両面を吟味して、推理の手立てとしたい。
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